シュッケニのおつくり
keniamariliaのラップスカート通称「ケニスカ」から進化をした、さらにお着物の形に近く、さらにお着物を着てるような感覚にもなれるよう、シュッとしたケニスカこと「シュッケニ」です
引き続きお着物一反(約12m)全てを贅沢に一着落とし込んだつくりになっております。シュッケニを着るときまるでお着物をまとうような感覚になるよう、ケニスカと同じく腰帯紐はあえて長く設計しました。そしてラップスカートではありますがしっかり「おくみ」もお着物と同じようにおつくりしました。
【特徴①】フリーサイズ
お着物と同じようフリーサイズです、ウエスト部分(紐除く)垂直にはかりまして総長約120㎝前後になっており巻いたとき30㎝前後かぶせがあれば激しく動いても中がみえずらくなっております。
スカート丈は約81㎝前後 (丈詰めは可能ですが丈出しは不可となります)
【特徴②】垂直裁ちでもしっかり体に沿う設計
お着物と同じよう垂直裁ちで生地を余すことないよう仕立てておりますが、ただの垂直では身体にフィットしません。洋服の型紙でもフィットしすぎてしまいますので、やさしく沿うように身体のラインを出しすぎず自分で巻加減を調整して身体が布を吸うように、優しくはわせられるように細かくタックとカーブを入れ調整いたしました。わざとらしくなく、それでいてお着物の優しいラインを残しながら、そして着物の美しい模様を最大限に活かせるよう仕上げました。
ポイント✨この型紙のプロセスが1番大変でした、ただ着物横に垂直に切るだけではとてもこの形にはなりません。洋服の型にしながら着物の雰囲気を維持させながら日常で着ても違和感なく、また身体の線をひろいすぎず自分で調整しても着崩れないなどなど。。タックは何センチずつ、何本入れるか、カーブの具合は浅過ぎても深過ぎてもはまらないので試行錯誤しました。
【特徴③】ウエスト紐は帯を巻くように
腰紐はあえて長く設計いたしました、左右持ち出し部分から各105㎝前後、、紐をくるくると巻く動作からお着物を着てるような感覚になれたらという想いからです。脇で方結びにしてたらしても、前にもっていてリボン結びでも、結び目の紐を内側に入れてすっきり収納しても、あらゆる結び目をお楽しみください。
ポイント✨ウエスト幅は細過ぎると部分負荷がかかり苦しくなるのですが太過ぎても野暮ったくなり巻くのが難しくまります。程よく巻いたあとを上から被せて隠せるように結びやすい太さに仕上げました。
【特徴④】着物と同じよう、おくみをつくりました
巻く際にはお着物の同じよう切り替えて縫い合わせお着物のおくみと同じよう縫製しました、重ねるとき左前になるようお巻きください。生地を重ねておりやや重みもあります。
ポイント✨このおくみは実は実際のお着物と同じパーツをなるべく使いました。本来なら左右についておりますが左右につけてしまうとタックやカーブを入れているため前身に布が重なりすぎて少し動作しにくくなってしまったので内側にはいる部分は省略しました。お着物の場合タックが入らず腰から余分分量が生まれるのでさほど気にならないのですが洋服の型だと動きづらくなって
【特徴⑤】裏も表生地。
素材の美しさが全面に出るよう、そして余すことがないようシュッケニは両面表生地を使用したしました。捲れても表の美しい生地がのぞきます。見えない部分も贅沢にお着物生地でございます。(予備生地も出ないほどしっかり全量使いました✨)
※身体に沿うデザインで裏表絹ですので、お肌と絹を良い状態で長く保つためにもペチコートかタイツのご着用をお勧めいたします。
【表】
【裏】
最後に、keniamariliaのお品はすべてご自宅でお手入れが可能です。お着物をお洋服に仕立てる前、防縮加工をしますので一度縮めて、綺麗にプレスをしたあとお仕立てをしているため、ご自宅では桶にお水、中性洗剤(お洒落着洗い)を混ぜてゆっくり押し洗いがおすすめです。化繊の場合はネットに入れて洗濯機でのお洗濯も可能ですが型崩れを防ぐためにも押し洗いを推奨しております。